みなさんはフロー状態という精神状態を知っているだろうか。
フロー状態は目の前のタスクに没頭し、時間が過ぎることを忘れてしまう状態だ。
よく、仕事をしていたり、趣味をしたりする時に、このフロー状態に陥りやすい。
私もよく、休日に作曲をしたりする際にフロー状態になりやすい。
がしかし、フロー状態というのは、時間の流れだけではないと思う。
周りの目が全く気にならないことがある。
いわば、自分の世界に没入している時である。
周りからの評価に左右されず、一心不乱に没頭し続けるその状態もフロー状態の一種だと言える。
自分の世界に没入している時、つまり自分の今の世界線に没入している時、周りの目は気にならなくなる。
良い意見、悪い意見、さまざまな周りからの評価が数日経ってやっと認識できるくらいにフロー状態の作用が続く時がある。
「人間は良い意見よりも悪い意見の方が認識しやすい」という心理学がある。やはりネガティブというのはそれほど大きい要素なのだ。
がしかし、実際は悪い意見というのも、受け取る人の認識次第だと考える。
その理由としては、メンタルが強い人というのは、悪い意見というのを一瞬でポジティブに変換することができるからだ。
つまり、ネガティブな要素を瞬時に自ら消しているということだ。自己防衛までにならないが、脳内で一瞬で変換している。
例えば、「この部分がよくない」といった意見を「他のところは受け入れてもらえたのか!」と捉える感じだ。
ネガティブな思考の場合、まず初めに「この部分のどこがだめだったんだろう」と悪い点だけに集中する。
先にそのネガティブを考えてしまうと後の意見が全てネガティブに捉えてしまいがちだ。だからよくない。
もし仮にネガティブに捉えてしまった場合、悪い意見によって自己肯定感が下がるため必然的に群れる。
その中で話し合い、ポジティブに変えていくが、そのポジティブ化は群れ全体で見た平均のポジティブでしかない。
その人にとってはポジティブになるかもしれないが、群れの中の他人からするとネガティブな方向へと引き摺り込まれている可能性がある。
つまり、ポジティブを捉えるためには、個の精神力を高める必要がある。
学術の場では、日本の若者は他国に比べてネガティブになりやすいという調査も出てきている。理由としては、同調圧力が日本人にはあるからというのが理由らしい。
話は変わるが、私はこのネガティブ思考になりやすい若者の同調圧力を昨年あたりくらいからずっと問題視している。周りを見る限り、自己肯定感が高い人がごく少数しか見られないからだ。
群れをなさない、つまり同調圧力を無視して個々で生きている人を見ると本当に尊敬できると思う。
個々に生きている限り、常に自分の世界観、つまりフロー状態に入り、周りの目を気にすることなくその世界を楽しんでいるのだから。
それがヲタク活動だろうが、仕事だろうが趣味だろうがなんだって構わないと思う。その人個人の自由だ。
かつ、そのようなことを続けることで、実際人間の魅力に繋がっていく。歌手だってずっと歌を歌っているフロー状態。プロゲーマーだってゲームをずっと続けているフロー状態。
魅力は、自分の世界で生きているからこそ見つけられるものだ。
私は趣味が多いためいろんなコミュニティに属しているが、毎回自分の世界に没入している人のことを見て魅力を感じたりしている。
社会を動かす歯車だったとして、個々で動けるような自分で回る歯車か、回す人がいないと回れない同調圧力の中で生きる歯車か。
どちらの方が魅力的な生き方をしているのか。答えは明確だろう。
クリエイティブな事が好きなITエンジニア。
2020年にトロント🇨🇦に1年間語学留学したのち、日本と海外の情報格差を認知。
50年後に生きる情報を発信しようと決意。
2020年10月にブログ『Kazyの日常。〜Having a Better Life〜』を開設。
2024年現在で4年目のブロガーとなり、通算530,000PVのブログとなりました。
好きなバイク・DIY・カフェ・自己啓発などを主に執筆。
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