今回は、AKKOから出ているキーボードスイッチ「Lavender Purple」を紹介します。
みなさん、こんにちは、こんばんわ。Kazyです。
突然ですが、一つ質問です。
あなたは「キーボードの軸」にこだわりは持っていますか?
実はメカニカルスイッチは大きく分けて3系統あるのですが、あなたはどれを使っていますでしょうか?
今回、私はAkkoから出ている紫軸の『Lavender Purple』を購入したので、そのレビュをしていきたいと思います。
それでは今回のコンテンツです。
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そもそも『AKKO軸』って何?
さて、まずお話ししていくのが、Akkoのキーボードキースイッチについて。
このキースイッチには他のスイッチにない特色があるので、そちらを紹介していこうかと思います。
- 他軸 vs Akko軸
- Akko軸の種類
他軸 vs Akko軸
まずお話ししていくのが、このAkko軸と他の軸の比較です。
実は、自作キーボード用のキースイッチは何種類もあります。
今回は、Akkoと他のメーカを比べていこうかと思います。
価格を疑う高品質
Akko軸って本当に安価なのに高品質なスイッチなんですよね。
まず一つめは、このスイッチ、1つの価格が大体¥40 ~ ¥50という破格の安さです。
他社のスイッチだと、この金額帯のスイッチを買うと確実に安っぽさを感じます。
しかし、Akko軸は1つ¥100くらいしても良いのではないかと思えるくらい高品質なスイッチなのです。
また、Akko軸には様々な種類があって、厳密な赤軸の赤などの有名な色は使われていません。
なので、荷重のグラフで読み取って、自分好みのスイッチを探していく必要があります。
Lubeしなくても充分良い
このスイッチは、どうやらLubeをしなくてもいいみたいです。
さて、2つ目としては、Lubeしなくても十分音がいいという件について。
同価格帯の他社の軸というのは、正直に申し上げるとLubeしないと使い物になりません。
Lubeしないと音質があまり良くないし、何かが引っかかったような印象を受けます。
Akko軸の場合、どうやら摩擦がある部分に薄いフィルムみたいのが貼られているらしいく(噂なので詳細不明です)、Lubeしなくても充分良い音を出してくれます。
なので、Akko軸は実質Lubeする必要がないと思います。
種類が豊富
Lavender Purpleの他にもMatcha Greenなどの様々なスイッチの種類があります。
Akko軸は他の軸と比べて種流が豊富なのも一つの特徴です。
他社の軸に関してもたくさん種類はあるのですが、このAkkoの軸に関して面白い軸がたくさんあります。
なんか普通の色の名前だけでなくて、例えばリニアタイプのスイッチの「Matcha Green」、同じくリニアタイプの「Sakura Pink」などの名前がついている軸がたくさんあります。
しかも、その軸の精度がまぁまぁ良いらしいのです。
軸が多いと、その分自分が好きな軸を選ぶことができるからとても嬉しいですよね。
Akko軸の種類
次に紹介していくのが、Akko軸の紹介についてです。
先ほども言ったように、Akko軸にはたくさんの種類が存在します。
それを一つ一つ紹介していこうかと思います。
Akko軸:リニアタイプスイッチ
Akko軸のリニアタイプのスイッチは20種類存在します。
まず紹介していくのが、リニアタイプのスイッチについて。
リニアタイプのスイッチというのは、実は一番人気で種類も豊富にあります。
switch name | Operating Force | End Force | Actuation Force | Total Travel | Pre Travel |
Akko V3 Cream Yellow Switch | 50gf ± 5gf | 58gf ±5gf | – | 3.5 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS crystal wine red switch | 45gf ± 5gf | 48gf ±5gf | – | 3.6 ± 0.3mm | 1.6 ± 0.3mm |
Akko CS wine red switch | – | 43gf ±5gf | – | 4.0 – 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Rose red switch | – | – | 43gf ± 5gf | 3.5 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Radiant red switch | – | – | 53gf ± 5gf | 3.5 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Crystal Switch | – | 43gf ± 5gf | – | 4.0 – 0.5mm | 1.6 ± 0.3mm |
Akko CS Jelly White Switch | – | – | 35gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Vintage White Switch | – | 35gf ± 5gf | – | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Air Switch | 48gf ± 5gf | 56gf ± 5gf | – | 1.6 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Matcha Green switch | – | – | 50gf ± 5gf | 4.0 – 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Snow Blue Gray Switch | 43gf ± 5gf | 50gf ± 5gf | – | 4.0 – 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Crystal Blue Switch | – | 40gf ± 5gf | – | 4.0 – 0.5mm | 1.6 ± 0.3mm |
Akko CS Crystal Silver Switch | 43gf ± 5gf | 48gf ± 5gf | – | 3.0 ± 0.3mm | 1.0 + 0.6mm |
Akko CS Jelly Black Switch | – | – | 50gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko PO MSilver Switch | 43gf ± 5gf | – | – | 3.0 ± 0.3mm | 1.0 + 0.6mm |
Akko CS Starfish Switch | – | – | 50gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Jelly Pink Switch | – | – | 45gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko POM Pink Switch | 45gf ± 5gf | – | – | 4.0 – 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko CS Sakura Switch | – | – | 39gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 1.9 ± 0.3mm |
Akko x TTC Princess Switch | – | 45gf | – | 4.0 – 0.4mm | 2.0 ± 0.4mm |
Akko x TTC Demon Switch | – | 50gf | – | 4.0 – 0.4mm | 2.0 ± 0.4mm |
Akko軸:タクタイルタイプスイッチ
Akko軸のタクタイルタイプのスイッチは8種類存在します。
switch name | Operating Force | Total Travel | Pre Travel | Tactile Position | Tactile Force |
Akko CS Wine White Switch | 36gf ± 5gf | 4.0 – 0.5mm | 2.0 ± 0.3mm | 0.5 ± 0.3mm | 55gf ± 5gf |
Akko V3 Cream Blue Switch | 38gf ± 5gf | 3.5 ± 0.3mm | 2.0 ± 0.3mm | 0.5 ± 0.3mm | 53gf ± 5gf |
Akko POM Brown Switch | 40gf ± 5gf | 4.0 – 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm | 1.0 ± 0.3mm | 50gf ± 5 gf |
Akko CS Jelly Purple Switch | 40gf ± 5gf | 4.0 – 0.5mm | 2.0 ± 0.3mm | 0.5 ± 0.3mm | 56gf ± 5gf |
Akko CS Lavender Purple Switch | 36gf ± 5gf | 4.0 ± 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm | 0.5 ± 0.3mm | 50gf ± 5 gf |
Akko CS Sponge Switch | 40gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 2.0 ± 0.3mm | 0.3 ± 0.2mm | 60gf ± 5gf |
Akko CS Jelly Blue Switch | 40gf ± 5gf | 4.0 ± 0.3mm | 2.0 ± 0.3mm | 0.3 ± 0.2mm | 60gf ± 5gf |
Akko CS Ocean Blue Switch | 36gf ± 5gf | 4.0 ± 0.5mm | 1.9 ± 0.3mm | 0.5 ± 0.3mm | 45gf ±5gf |
Akko軸:クリッキータイプスイッチ
Akko軸のクリッキータイプのスイッチは実は無いんです。
実のところ、Akkoのスイッチには青軸系統のクリッキータイプのスイッチがありません。
なので、その場合がGateronなどのスイッチを購入する必要があります。
Akko CS Lavender Purpleを選んだ理由
さて、次に話していくのが、なぜ私がAkko Lavender Purpleを選んだのかということについて。
先ほどの章ではAkkoのスイッチの種類を見ていったのですが、実に豊富な種類のスイッチがあったと思います。
その理由として、一番影響があるものは、私が自作キーボードに求める条件について。
- スイッチがタクタイルであること
- 早いタクタイルポジション・動作点が軽いこと
- Thocky サウンドであること
- 安価であること
それでは一つ一つ紹介していきましょう。
タクタイルスッチであること
私の好みのスイッチのタイプが、タクタイルなのです。
さて、一つ目の理由として挙げられるのが、タクタイルスイッチであるということ。
私が今回のスイッチの交換で望むことは、静穏化と打鍵感を良くするということなのです。
この2つの理由的にはリニアタイプのスイッチがいいと思われたのですが、よく考えたら「打鍵音」も重要だなって思えてきたんです。
なので、打鍵音がよく、かつ静かなベーシックなスイッチを探したところ、このAkko Lavendeer Purpleになったということなのです。
早いタクタイルポジション & 軽い動作点
私の好きなタクタイルのスイッチの特徴が、もうすでに決まっていました。
さて、つぎの理由として「早いタクタイルポジション & 軽い動作点」が挙げられました。
私は元々茶軸系統のスイッチを使っていたのですが、そこの経験から私の好きなタクタイルスイッチの特徴を絞りました。
そして、その結果が「早いタクタイルポジション & 軽い動作点」ということだったのです。
先ほどの表から、私の好きなタクタイルスイッチが何なのかと探してみるとLavender Porpleがちょうどマッチしたのです。
Thockyサウンドであること
やはりサウンドはこだわっていきたいです。
次に、このLavender Purpleを選んだ理由として挙げられるのが、Thokyサウンドであるということ。
Thockyサウンドというのは、鈍いような、深い音というのが特徴になります。
私がキーボードの打鍵音の中で一番好きなのが、このThockyサウンドなのですが、このThockyサウンドを実現できるスイッチ有名なのが、このLavender Purpleだったのです。
このLavender Purpleは、いろんなYouTuberやブロガーでも有名なThockyサウンドのスイッチなので、購入をしました。
安価であること
手軽に高品質なものを手に入れたかったのです。
最後の理由として、挙げられるのが、安価であるということについて。
この安価であるというのは、ただただ安いというわけではなくて、コスパが良いということです。
後々出てくるのですが、ただただ安価なスイッチを使っていて後悔したので、今回はそれだけは避けたいという思いで買っています。
Thockyサウンドで、かつタクタイルタイプでコスパのいいスイッチを探してみると、AkkoのLavender Purpleが一番良いということがわかりました。
安価で、高品質なこのAkko Lavender Purpleのスイッチは、私のニーズに合っていたのです。
AKKO CS Lavender Purpleのインストールとレビュー
さて、次に紹介するのが実際のインストールとレビューについて。
実際に実際にこのAKKOのスイッチを導入して、どうなったかを紹介しようと思います。
実際にインストールしてみた
実際にAkko Lavender Purpleのスイッチをインストールしてみました。
AkkoLavender Purpleは綺麗な紫色になっていて、作業していてとても目の保養となりました。
スイッチをつける前と付けた後の写真を載せておきます。
インストールして実際に思ったこと
まず、第一印象からです。
インストールしてすぐに感じた事として、以下の点が挙げられます。
- 打鍵音が心地よく「コリッ」と鳴ってくれる
- 不快な引っ掛かりがない良い軸
- 毎日持ち歩きたくなるくキーボードに変わった
打鍵音が心地よく「コリッ」と鳴ってくれる
打鍵音はレベルが違うくらい良い音に変わりました。
まず一つ目に話していくのが、打鍵音について。
この打鍵音、正直動画にしても伝わりにくい(マイクが高くないと音を上手に拾えない)ので、実際に聞いてもらわないとわからない音です。
しかし、擬音語を用いて表すなら「コリッ」という音。
キーを押した時に毎回CreamyなThockyサウンド「コリッ、コリッ」と聞こえます。
ThockyサウンドなこのLavender Purpleは、まさしく良い音が手元で鳴るASMRです。
不快な引っ掛かりがない良い軸
トップから押した瞬間に下に沈んでくれます。
次に話すのが、不快な引っ掛かりがない良い軸だということです。
前に使っていた軸は「Outemu」の茶軸スイッチ。とても安価で70個で大体¥1,000くらいでした。
なので、今までは安価な茶軸を使っていたのですが、やはり安価なものと比べて決定的な違いがあります。
それは「摩擦を感じるかどうか」です。
安価なスイッチは、押し始めから最後まで不快な摩擦を感じました。
しかし、このLavender Purpleは不快な摩擦を感じず、オンになった後は素直に下に落ちてくれます。
このことから、安価なスイッチと比べて、そういう摩擦などの細かいところが違うということがわかりました。
Akkoはその分、不快な摩擦を感じないので、とてもコスパに優れている優秀なスイッチだとわかりました。
毎日持ち歩きたくなるキーボードに変わった
毎日持ち歩きたくなるキーボードって良いですよね。
最後に、インストールして思ったのが、このAKKO Lavender Purpleが入っているキーボードを毎日持ち歩きたくなったということについて。
これ、実は自作キーボードを持ち歩くというのは、あり得ないことなんです。
理由は重たいので(約600gくらいはあると思います)、持ち運びには適していないんです。
しかし、今回のキーボード。
打鍵音と打鍵感が良すぎて、毎日の作業に持ち運んで使いたくなっちゃいました。
重たいというデメリットを完全に上回る今回のLavender Purpleは、素晴らしく良い軸だと思います。
本当にスイッチを交換してよかったなと思えました。
最後に
いかがだったでしょうか。
このAKKO Lavender Purpleはタクタイルタイプのスイッチが好きな人にとっては、良いスイッチでしょう。
気になったらぜひ、下のリンクからAKKO公式ページやAliExpressにアクセスしてインストールしてみましょう。
AKKO公式のHPからの購入は個人輸入、AliExpressからの購入はAmazonなどと一緒の買い方になります。
そのため、私は購入が比較的楽なAliExpressでの購入をお勧めします。
AKKO Lavender Purpleを購入する
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた次回。
Kazy・かじー
クリエイティブな事が好きなITエンジニア。
2020年にトロント🇨🇦に1年間語学留学したのち、日本と海外の情報格差を認知。
50年後に生きる情報を発信しようと決意。
2020年10月にブログ『Kazyの日常。〜Having a Better Life〜』を開設。
2024年現在で4年目のブロガーとなり、通算530,000PVのブログとなりました。
好きなバイク・DIY・カフェ・自己啓発などを主に執筆。
多数のコメントをいただきながら、楽しく毎週執筆をさせていただいております。
皆様のコメントやDM、お待ちしています。
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