この投稿では、迷わないタスク管理をするための方法「バレットジャーナル」について紹介します。
こんにちは、こんばんわ。Kazyです。
みなさんに一つ質問です。
「みなさんは、1日のタスク管理、しっかりできてますか?」
まず、タスク管理ができていないと、一日の生産性が下がってしまい、結局何も成果をあげられなくなったり、そのせいで自己肯定感が下がってしまう場合があります。
私も、バレットジャーナルに手を出す前までは、タスク管理をTodoリストとして管理していました。
しかし、バレットジャーナルを始めたその時、その日のタスク管理が淡々と進むようになり、生産性が爆増しました。
今回は、そんなタスク管理を上げる方法の「バレットジャーナルの書き方」を紹介しようと思います。
それでは今回のコンテンツです。
~ 本記事のコンテンツ ~
バレットジャーナルとは
さて、まず話していくのが、バレットジャーナルの紹介です。
バレットジャーナルを知っている人はこの章を飛ばしてもいただいて構いません。
- バレットジャーナルの起源
- ラピッドロギングとは
- バレットジャーナルを作るメリット
それでは一つ一つ見ていきましょう。
バレットジャーナルの起源
バレットジャーナルを考案したのが、アメリカのデザイナーのライダー・キャロルさんです。
さて、まず一つめはバレットジャーナルの起源についてお話ししていこうかと思います。
バレットジャーナルの名前なのですが、英語表記で Bullet Journal と書きます。そう言う意味で、箇条書きをすることを重視しているスタイルなのです。
バレットジャーナルを考えたのは、アメリカのデザイナーのライダー・キャロル ( Ryder Carroll )さんです。
ライダーさんは、幼少期の頃にADD ( 注意欠陥障害 )の診断を受けました。なので、彼は忘れ物やうっかりミスが多く悩まされていたそうです。
そこで、なんとかしてその問題を解決しようとして考案されたのがバレットジャーナルなのです。
バレットジャーナルは頭の中を整理して管理するためのツールとして考案されました。
ラピッドロギングとは
ラピッドロギングは思ったことをすぐに書き出す考えになります。
さて、次にラピッドロギング ( = Rapid Logging)についてお話ししていきます。
ラピッドロギングは、箇条書きで素早く記録する方法のことで、メモのように思いついたことをすぐに書き出すことが大事になってきます。
ラピッドロギングをすることによって、メモのように気になることなどを書くことによって頭の中を整理することができるのです。
そして、何より大切なのが、箇条書きだということ。
箇条書きなので、すぐに書きやすく、頭に思い浮かんだことをすぐに書き出しやすくなります。
また、ラピッドロギングに欠かせないのが「キー」と呼ばれる記号です。この記号は、箇条書きのの「・」の印に相当します。
キーとしてさまざまな記号を作っておくと、視認性が上がるため、ラピッドロギングには必須のものとなるでしょう。
バレットジャーナルを作るメリット
メリットとして一番挙げられるのが、タスクの遂行能力の上昇です。
さて、ではなぜバレットジャーナルを作るのかということについてお話ししていきます。
答えは単純で「続けやすいTodo Listとして使うことができ、それによってタスク遂行能力が上がるから」なんです。
どういうことかというと、バレットジャーナルはライダーさんが元々タスクを遂行できない状態から遂行できるようになるために作られたスタイルです。
なので、タスクの遂行に特化していると言えるでしょう。
また、普通のTodo Listと違うのが、フューチャーログやマンスリーログなどの未来のことについても書けるんですね。
これによって、スケジュール表としての昨日も持ち合わせており、頭の中のノイズが一気に減ります。
スケジュール表とTodo Listとメモ帳のいいところを寄り集めたのがバレットジャーナルなのです。
バレットジャーナルの構成と書き方の手順
次に実際のバレットジャーナルの構成と書き方の手順についてお話ししていきます。
バレットジャーナルのルール自体は簡単なのですが、慣れるまでに少し時間がかかるので、その点だけ注意しましょう。
とは言っても、作り方は以下にまとめているので、上から手順に沿って作っていけば大丈夫です。
- Indexページを作ろう
- Future Logページを作ろう
- Monthly Logページを作ろう
- Daili Logページを作ろう
- 適宜Memoページやフリーページを作ろう
それでは、一つ一つ作成の手順を見ていきましょう。
Index ページを作ろう
Indexページは、どのページに何が書いてあるのかを一覧するために作ります。
まず初めに作成するのが、このIndexページ。
このページには、どこのページに何が書いてあるのかと一目でわかるようにするために作成します。
このページの作り方は、見開き1ページの左上に「Index Page」と書き、下に「P… ~ P…:… Log」のように何を記述したのかを書きましょう。
また、インデックスページはページカウントをしないので、左右下のページ番号は「Index」と書いておきましょう。
そして、何より大事なのが、Keyの登録です。
ラピッドロギングをする際のキーとして自分でつけたマークが何の印なのかを記述します。
自分で買ったりしたスタンプや作ったマークなどなど。どんな記号なのかは必ず残しておきましょう。
よく使うのが、
・ → タスク
× → 完了タスク
O → イベント
ー → メモ書き & 追記
> → 次の日に移動したタスクや予定
< → 未来に入れたタスクや予定
! → アイデア & 思いついたこと
※ → 重要
です。
このKeyは私が実際に使っているキーなので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
以上のことを踏まえて私のIndexページのサンプルを載せておきます。参考にしてみてください。
Future Log ページを作ろう
Future Logは半年間や1年間などの先の予定を書きこむために作ります。
次にFuture Logを作っていきます。Future LogはIndexページの次に作成します。
ページ数は見開き1ページを目処に作りましょう。ページ番号は左ページから1と2になります。
この際にちゃんとFuture LogのページをIndexページに「P1 ~ P2 : Future Log」と登録しておきましょう。
ここでは、半年間や1年間などの長期的に決まっている予定を書き込んでいきます。例えば、誰かの誕生日だったり、大事なプレゼンだったり。
私の場合は、1年後の予定まではわからないことが多いので、半年間のFuture Logを作っています。
作り方としては、見開きページを6分割して、分割したブロックの左上に月を書いていきます。
そのボックスの中に、何日がどんな日なのかを書き込んでいきましょう。
Monthly Log ページを作ろう
Monthly Logは1ヶ月のどの日に何が入っているのかを認識するために作ります。
Future Logの次はMonthly Logを作っていきます。
ページ数は見開き1ページで作りましょう。ページ番号は左から3と4になります。しっかりと右下と左下にページ番号も書いておきましょう。
このMonthly PageもしっかりとIndex Pageに「P3 ~ P4 : Monthly Log」と登録をしておきましょう。
Monthly Logには主に月間の予定を書き込んでいきます。
作り方は左のページから縦に1日から月末日までを書き、その横にどんな予定が入っているのかを記述します。
このMonthly Logには、Future Logからの情報がほとんどなので、Future Logを見ながら作成してきます。
月初に作成するので、1ヶ月の予定を改めて確認することができます。
Daily Log ページを作ろう
Daily Logは1日のTodo Listや思いついたことを書き込むために作ります。
Monthly Logの作成後、次にDaily Logを作ってきます。
このDaily Logに関しては、何ページでも大丈夫です。ある分だけ書いていきましょう。その際はしっかりとページ数を右下や左下に書きましょう。
また、Indexページにも「P5 ~ :Daily Log」と登録を忘れることなくしてください。
Daily Logは、朝にその日のタスクやリマインダーなどを書いておきましょう。
基本的には、このページはTodo Listと同じような感じです。タスクを書き込んでいきましょう。
その際に気をつけてほしいのが、Indexで登録した自分のKeyを使うということ。
「・」だったらタスク、そのタスクが終わったら「×」をつけるという形で、本当にTodo Listみたいに書き込んでいきましょう。
また、時間が過ぎて、思いついたことやアイデアがあればその都度「!」や「O」を使ってアイデアをとりあえず即時に書き込みましょう。
メモ帳みたく使うこともできるので、Todo Listよりかは汎用性に優れていると思います。
適宜 Memo ページやフリーページを作ろう
もし1ページ使って何か整理したい時のために作ります。
ここまでに作成したDaily Logの中、別のページにまとめたいことがあればこのページに書き込んでいきます。
例えば、私の場合であればバイクのパーツの購入リスト。このページはそれしか書いていないページなのですが、思いっきりDaily Logの次のページに書き込んでしまっています。
しかし、その都度ページ番号をしっかりと振って、Index に登録しておけば全く問題はありません。
例えば、さっきのバイクのパーツの購入リストをDaily Logの次に書いた場合「P7 ~ P8:バイクの購入パーツ」とIndexに書いておきます。
これで見開き1ページをバイクのパーツリストとして作成することができました。
当然、このメモページは見開き1ページでなくても、2ページでも3ページでも大丈夫です。しかし、その都度必ずIndexに登録しましょう。
このMemoページやフリーページがあるだけで作成する時の難易度が下がるので、すごくいい方法ですよね。
手帳の使用を続けるコツ
さて、ここまでくれば、おそらくあなたはバレットジャーナルを作成して「よし、明日も明後日も毎日作っていくぞ」と意気込んでいることかと思います。
しかし、そういう時に限って3日後や4日後には辞めてしまったりする可能性があります。
なので、今回は実際に私が実践している手帳を続けるコツを共有したいと思います。
- 毎日肌身離さず持っておく
- 寝る前にしっかりとその日のタスクが完遂したか確認する
- ノートやペンは手軽に替えが効くものを使う
- 別に毎日書く必要はない
それでは一つ一つ見ていきましょう。
毎日肌身離さず持っておく
毎日肌身離さずに持っておくことで意識をすることができます。
まず、1つ目として大事なコツが、毎日肌身離さずに持ち歩くということです。
このことによって、バックの中を見るたびに手帳を見ることができるので、持っているという認識をバッグを見る度にすることができます。
なぜこのことが大事なのかというと、私たちの現代の生き方ではスマホやタブレットなどの電子機器の方が手に触れる機会が多いからなんです。
やはり手帳というのは、スマホやタブレットの下位互換なので、存在自体を忘れたりする可能性があるんです。
スマホやタブレットは便利すぎるが故に、手帳用途以外の使用をしてしまうことが多いので、生産性がぐんと落ちます。
なので、ちゃんと手帳を持っているんだと認識することで、潜在意識的に手帳を書くというを認知することができるんですね。
もし。仮に持ち運べない場合は、スマホやタブレットにリマインダーとして登録しておき、帰ってきてすぐに書き込めるようにしましょう。
寝る前にしっかりと確認する
寝る前にしっかりとその日に行ったことが完遂できているかを確認しましょう。
さて、2つ目として紹介するコツが寝る前の行動についてです。しっかりとその日行ったことを確認しておきましょう。
スマホと異なり、ブルーライトを発しないので、本当に寝る前でも大丈夫です。
そして、このコツを行うことで得られるメリットとして、この寝る前の行動のおかげで、実は自信をつけることができるんです。
どういうことかというと「自分は今日このタスクを完遂できたんだ」という認識をすることができるんです。
よく自信がない人というのは「自分には何もできない。。」や「やっても無駄。。」と思っていることが多いです。
なので、そういうことにならないように、小さなことから自分ができることを日常的に見つけていくことがすごく大事なんです。
また、そういう時は頭の中で幸せホルモンがドバドバ出ます。
自信をつけることが癖になってくると、潜在意識的に毎日手帳を書きたくなる脳を自然と作ることができるのです。
ノートやペンは手軽に替えが効く物を使う
ノートやペンを使う時は、必ず損得勘定をしないようにしましょう。
3つ目に手帳を続けるコツとして紹介するのが、使うノートとペンです。
なるべく、ノートやペンについてはすぐに手軽に調達できようなものにしましょう。
その理由として、もし使っているノートやペンが期間限定品で使うことがもったいなく感じてくると、手帳を書く時のノイズになってしまうからなんです。
手帳はあくまでもツールです。使わないことには全く意味がありません。
私の場合は、無印良品で全て揃えています。ペンやノート、ノートカバーを合計しても¥1,500くらいなので、かなり価格を抑えて使用ができています。
こういう無印良品の製品を使うことによって、ノートカバーを汚してしまったり、ペンのインクが切れたりしても、すぐに交換が可能です。
そして、無印良品は実はネットでも通販を行なっています。送料は掛ってしまいますが、その分すぐに替えが効くのでおすすめです。
別に毎日書く必要は無い
何より大事なのがこの考え方です。
そして、最後に紹介するのが「別に毎日書く必要はない」という考え方です。実はこの考え方、一番大事です。
手帳というのは、わざわざ毎日続ける必要が全くありません。
その理由としては、手帳というのはただの「道具/ツール」に過ぎないからです。
その日の朝から晩まで頭の中で完璧に完遂できるのであれば、その日に手帳を作成するメリットがありません。メモくらいで充分でしょう。
バレットジャーナルが元々作られた理由というのが、タスクを忘れたりして思考ノイズがあるためにスッキリさせるためでした。
私も、その日のタスクがなかったり、とても単純な日であれば、その日のDaily Logはメモガキ程度にしか作っていません。
または、何も書かない日だってあります。
「別に毎日書く必要がない」という考えを持っておけば、続ける必要があるという条件が一つ外れることになるので、結果として続けやすくなるんです。
100%完璧にするのではなくて、70%くらいの完成度で大丈夫です。完璧主義という感覚を捨ててみましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
バレットジャーナルの良さや手帳を続けるコツ、お分かりいただけたでしょうか。
今現代では、スマホやタブレット、パソコンなどでTodoを作ったりしています。
私はこの現状が少し問題だと感じていて、それらの電子機器ってSNSやネットサーフィンなどの誘惑が多いんです。
だから逆に「書くことしかできない紙とペン」を使ってTodoを作成するのです。
荷物が増えるが、その分頭の中のゴミや荷物が減るので、実質ミニマルになったと言えるでしょう。
無駄な思考ノイズを除去して生産性を上げていきましょう。
今回もご覧いただきありがとうございました。
それではまた次回。
クリエイティブな事が好きなITエンジニア。
2020年にトロント🇨🇦に1年間語学留学したのち、日本と海外の情報格差を認知。
50年後に生きる情報を発信しようと決意。
2020年10月にブログ『Kazyの日常。〜Having a Better Life〜』を開設。
2024年現在で4年目のブロガーとなり、通算530,000PVのブログとなりました。
好きなバイク・DIY・カフェ・自己啓発などを主に執筆。
多数のコメントをいただきながら、楽しく毎週執筆をさせていただいております。
皆様のコメントやDM、お待ちしています。
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