Kazyのガジェット日記

【タイプライタ風の自作キーボード制作】購入パーツと組み立て編

今回は、前回に続いて、自作キーボードについて話していくよ!

 みなさん、こんにちは、こんばんわ。Kazyです。

 皆さん元気にしていますか??本日は12月25日。クリスマスの日ですね!!クリスマスといえば、お家でチキンを食べたり、ケーキを食べたり。いろんなことしますよね!!

 そして、もう少しすると、今度は年末年始に。時間が経つのはとても早いなといつも思わされます。早めのうちから年末年始の準備(大掃除)などをしておいて、お正月を迎える準備をするんじゃないかなと思います。


 さて、本題に入っていきます。

 前回は、自作キーボードのメリットや必要なものをまとめる紹介をしましたね。今回はその続き。

 自作キーボード制作第2回、実際の購入パーツとその組み立てまでを紹介します。


〜今回のコンテンツ〜



購入パーツ紹介

 まず話していくのは、実際に購入したパーツから。各パーツを細かく紹介していきます。


1 . PCB

PCBはいわゆる「キーボードの基盤」です。

 まず話していくのは、PCBについて。これは、KBDfansのサイトで一番有名そうなのを購入しました。型番は「DZ60RGB-ANSI V2 HOT SWAP」というもの。

 前回お話しした通り、Hot swap対応品にしました。あとは、少し光らせたいなと思い、RGBに対応したものにしました。

 結論から言うと60%のキーボードを作る際は、とりあえずこれを選んでおけば間違いないかと思います。$55と少し高めになっていますが、はんだ付けしたり、キースイッチを取り替えたりすることを考えると、この値段は高くないと感じてくるでしょう。


2. ケース

ケースのデザインはとても大事

 次は、ケースについて。これは、PCBによって取り付けができないものもあるので、気をつけて購入しました。今回購入したのは、「60% WOODEN CASE AND WRIST REST」というものになります。

 値段は確か、セール中で$44だったと思います。パームレストがついていて、この価格になるのは良いんじゃないかと思います。

 また、素材は木からできていて、とても温かみのあるものになります。アルミ製だともう少し値段が高くなるのも一つの理由ですかね。


3. スイッチ

タクタイル・リニア・クリッキーの3種類があるよ

 今回、私が選んだのは、メカニカル式のタクトルな茶軸です。

 茶軸は、完全にスイッチが作動する前に一回突っかかりがあって、そのつっかかりが気に入って今回購入に当たりました。

 実は、今回の自作キーボードでは、茶軸を購入した際についてきた銀軸やオレンジ軸も使っています。

 銀軸は誤操作が頻発するそうなので、スペースキーに。オレンジ軸は同じ茶軸系統なので、エンターキーに使いました。


4. プレート

反響音の音質がここでかなり変わるよ!

 次に話していくのが、プレートについて。

 これについては、私があまりこだわりがないため、中間グレードのアルミニウム製のものを選びました。

 プレートもPCBによって対応するものがあるので、きちんとPCBの説明を見て買いました。

 型番は「60% CNC’D ALUMINUM PLATE」というもので、価格はセール中だったので$19.71 でした。

 今回は、アルミニウム製を選びましたが、もしこだわるようであれば、真鍮製のものを選んだり、コスパを重視したかったらプラスチック製のものも選んでいいかも知れません。


5. スタビライザー

スペースバーなどの広いキーを平行にするために使います。

 お次は、スタビライザーです。

 スタビライザーは選ぶものでもないので、PCBに載っている型番のものを購入しました。商品名は「MK SCREW-IN STABILIZERS」というもの。こちらの価格はセール価格で$14でした。

 スタビライザーについては、なるべくネジ固定式を選ぶようにしました。ネジ固定式だと外れる心配もなく使えるので、そこは拘って購入しました。


6. キーキャップ

一番手が当たる部分でもあるから素材もちゃんと選定しましょう。

 最後に話していくのが、キーキャップについてです。今回購入したのは「MA PROFILE LASER PBT KEYCAPS 141 KEYS」というトップの形が丸いものを選びました。

 元々今回のテーマがタイプライターみたいなキーボードを作ると言うことだったので、こちらも拘って選びました。価格は$30でした。

 なお、素材はPBT製のものを選びました。


キーキャップの種類

キーキャップの素材には「ABS」と「PBT」があるよ!

 キーキャップの素材は大きく分けて2種類のものがあります。「PBT」と「ABS」です。

ABS(ABS樹脂)

 ABSのキーキャップは、軽いものが多く、キーを押した時にすこし高音寄りの「カチッ」という打鍵音になるのが特徴です。

 加工が安易なため、いろいろなキーキャップがあり、ノートパソコンや安価なキーボードのよく使われる素材になります。

 デメリットとしては、音にこだわる人はお勧めできないということです。音は絶対にPBTのものがいいでしょう。

PBT(ポリブチレンテレフタレート)

 PBTのキーキャップは重たく、キーを押した時に「スコッ」という低音寄り打鍵音が特徴的です。

 メリットとしては、PBTは熱に強いため、昇華印字、つまり長期間使っても消えない印字ができるのがポイントです。

 しかし、ABS製のものに比べて高価というデメリットがあります。 


パーツの組み立ての手順

 自作キーボードについて、あまり知らない方は、自作キーボードを組み立てることがいちばん難しいと思っているかも知れませんが、実は、そうではありません。かなり簡単です。(笑)

 今セクションでは、そんな組み立てについて説明していきます。


1. PCBの動作チェック

まずは動作チェックからです。

 まず初めにすることは、PCBに電源が入ることかの初期確認から。聞いた話によると、時々稀に壊れた、電源が入らないPCBが届く可能性があるので、それの確認です。

 確認の方法としては、PCBとパソコンをUSB-Type-Cケーブルで繋げてみましょう。

 すると、画像の通り、全てのLEDが光るはずです。今回のPCBが光るものなので、この方法を取りましたが、特にRGBに対応しているモデルでなければこの確認はいらないと思います。


2. PCBにスタビライザーを取り付ける

初めにスタビライザーを取り付けます。

 次にしていくのは、PCBにスタビライザーを取り付けること。スタビライザーを取り付ける順番は実はPCBによって変わるんです。

 今回私が使ったPCB「DZ60RGB-ANSI V2 HOT SWAP」というモデルは、先にスタビライザーを取り付けるモデルでしたので、先に取り付けました。

 おそらく、ほとんどのPCBは先にスタビライザーを取り付けるモデルなんじゃないかなと思います。

 取り付け方法としては、私が今回購入したスタビライザーがネジで固定するものなので、ネジで固定しました。

 この際に、スタビライザーのネジが細かいため、番手が小さいプラスドライバーを使うようにしましょう。


3. プレートとスイッチを取り付ける

キースイッチを一つ一つ丁寧にはめていきます。

 スタビライザーの取り付けが終わった後は、いよいよプレートとスイッチの取り付けです。

 ここまで来れば、かなりの作業が終了しています。

 先にやることとしては、プレートとPCBの四隅をスイッチで固定することです。そうすることによって、スイッチを間違って嵌めたりすることがなくなります。

 この時に、Hot SwapのPCBにありがちなことなのですが、スイッチの足(端子部分)が、スイッチを取り付ける際にとても折れやすいと言うことです

私はこれで茶軸のスイッチを4個破壊してしまう破壊神になってしまったので、みさなんもお気をつけください。

 取り付けた後は、画像のように下からPCB-スタビライザー-プレート-スイッチの順番になっているはずです。ここで、順番が違ったりするとのちのち面倒なことになるので今のうちに修正しておいてください。


4.できたユニットをケースに取り付ける

実際にケースに取り付けていきます。

 次にするのは出来上がったユニットをケースに取り付ける作業です。

 ここで要注意するのが、取り付け用のネジの位置をしっかりと確認するということです。

 当然ながら、ケースもいろんなPCBに対応するために、ネジ穴がたくさんあります。なので、自分のPCBはどこのねじ穴を使用するのかを知る必要があります。

 そういったことを確認しながら組み立てましょう。

 ちなみに私の場合は、ケースについているねじ穴全てを使用できるPCBを選んだので、迷うことなく全てのねじ穴を使用して取り付けることができました。


5. キーキャップを取り付ける

仕上げとして、キーキャップを取り付けます。

 最後にできたベースにキーキャップを取り付ける作業です。

 この作業はとっても簡単かつ楽しいです(笑)一つスイッチを付けると、スイッチを押して確かめたくなると言う夢の時間になるはずです。

 キーキャップはいろんな種類がありますから、その中から選んだ選りすぐりのお気に入りのキャップを取り付ける瞬間というのはとてもワクワクするのはみなさんわかると思います。


 いかがだったでしょうか?

 ここまででキーの割り当てが必要ない方(キーのカスタマイズ)が必要ない方はここまでで終了となります。

 次回、キーのカスタマイズ(ファームウェアの書き換え)をしていきたいと思います。

 今回もご覧いただきありがとうございます。それではまた次回。

【Kazyの日常】管理・運営人
Kazy・かじー

 クリエイティブな事が好きなITエンジニア。

 2020年にトロント🇨🇦に1年間語学留学したのち、日本と海外の情報格差を認知。

 50年後に生きる情報を発信しようと決意。

 2020年10月にブログ『Kazyの日常。〜Having a Better Life〜』を開設。

 2024年現在で4年目のブロガーとなり、通算530,000PVのブログとなりました。

 好きなバイク・DIY・カフェ・自己啓発などを主に執筆。

 多数のコメントをいただきながら、楽しく毎週執筆をさせていただいております。

 皆様のコメントやDM、お待ちしています。

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