今回は、職場のチームワークで活かすことのできる心理的安全性の作り方を段階別に4つ紹介します。
こんにちは、こんばんわ。Kazyです。
突然ですが、ひとつ質問します。
「就活や職場でチームワークを作るために必要な要素って考えたことありますか?」
意外にチームワークに必要な要素って考えてもあまり思いつかないし、思いついても実行する機会が少なくて答え合わせをする時間というのもあまりないですよね。
私は、今は会社員で、学生だった昔は当然ながら就活も行っていました。
就活でよくあるのがグループディスカッション。
当然ながら職場でもあるのですが、就活の時には毎日GDという日々もありました。
そんな時に、GDの進め方として、いかにメンバーが意見を出しやすく、かつ参加意欲が高くなるかを考えていました。
そんなときに出会ったのが「心理的安全性」です。
今回はそんな心理的安全性を4段階で実現させるということを目的にお話を進めていきます。
なお、今回はティモシー・R・クラーク著の「4段階で実現する心理的安全性」という本を主に、追加で様々な書籍から情報を引用して当記事を作成していきます。
それでは今回のコンテンツです。
~ 本記事のコンテンツ ~
- 心理的安全性の重要性
- 第一段階:インクルージョン安全性
- 第二段階:学習者安全性
- 第三段階:貢献者安全性
- 第四段階:挑戦者的安全性
- まとめ
心理的安全性の重要性
さて、まず初めに紹介するが心理的安全性の重要性について。
私たちはなぜ心理的安全性を学習する必要があるのでしょうか。
今回は以下の点に絞って紹介していきます。
- 心理的安全性とは?
- なぜ心理的安全性を学ぶのか?
それでは一つ一つ紹介していきます。
心理的安全性とは?
そもそも心理的安全性とは何なのでしょうか。
まずお話ししてくのが、そもそも心理的安全性とは何なのかというお話についてです。
結論からお話しすると、心理的安全性は、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できるような状態のことをいいます。
要するに、他人の反応に怖がったり、恥ずかしいと感じたりするのではなく、自然体の自分でチーム内で活動できる状態のことです。
”A shared belief held by members of a team that the team is safe for interpersonal risk taking.”
この言葉自体は、組織行動学を研究するハーバード大学のエイミー・エドモンドソン氏が論文で述べた言葉です。
心理的安全性という言葉自体は1999年に提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、したりしないと確信できる状態」と定義されています。
本質として、この英文の意味としては「チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だということがチームメンバーに共有される信念のこと」となります。
つまり、心理的安全性を高めるというのはチーム内でしっかりと意見が共有できるようにするための一つの方法なのです。
なぜ心理的安全を学ぶのか
倫理的安全性を学んで実践することでどのよなメリットを得ることができるのでしょうか。
さて、次に紹介するのはなぜ心理的安全性を学ぶのかという理由についてです。
合計5つあるので、一つ一つ紹介していきます。
①対話が増え、アイデアが多く集まる
心理的安全性が高いグループでは、誰の発言拒否されることがないため、会話が多くなります。
心理的安全性が高いグループはさまざまなアイデアを交わしやすく、アイデアが多く集まります。
②個人やチームのビジョンが明確になる
心理的安全性が高いと計画的なディスカッションを行いやすいので、個人やチームのビジョンを明確にすることができます。
同じ目的を持ってタスクに取り組むことができるので、グループでの成果物がより良い物になります。
③一人一人の強みが発揮され生産性が向上する
心理的安全性が高いと、一人ひとりが無理せずに自然体でタスクに取り組むことができます。
加えて、個々のスキルや能力を積極的に活かせるため、自身の強みを業務に活かしやすくなります。
個人の強みが最大限に発揮されれば、グループだけでなく会社全体の生産性向上にもつながります。
④ミスの報告・連絡がスムーズになる
心理的安全性が高い状態にあると、その分ミスを報告する際の心理的なハードルが下がります。
もし、ミスが起きた時や問題が起きた時に、該当事象の影響が少ない段階での対応が可能となります。
⑤率直なフィードバックが交わし合える職場になる
心理的安全性が高いと、グループ内でのミスの報告や連絡がスムーズになるだけでなく、フィードバックも前向きに捉えられるようになります。
なので、チームが前に進む段階でしっかりとフィードバックをし合える関係性を作ることができるので、チームの団結力の成長に繋がるでしょう。
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第一段階:インクルージョン安全性
さて、ここから心理的安全性の実際の構築方法に入っていきます。
まず、構築にあたっての第一段階は「インクルージョン安全性」です。
- インクルージョン安全性とは?
- インクルージョン安全性の構築方法
- インクルージョン安全性の構築にあたっての注意点
それではインクルージョン安全性の構築方法について紹介します。
インクルージョン安全性とは?
インクルージョン安全性とはどのような状態なのでしょうか?また、対象者はどのような人なのでしょうか?
インクルージョン安全性は、心理的安全性を構築する上で一番はじめに構築しなくてはならない存在です。
特に、このインクルージョン安全性は構築できないと、チーム内のメンバーを排他的に見てしまうため、チームの活性化は望めないでしょう。
インクルージョン安全性は、人を人として認めてあげるというフェーズになります。
実はこれ、子供の時にはできていたのに、大人になるとできていない人が多数いるのです。子供の時の方が何にでも受け入れがあったのではないでしょうか。
では、どのような人がこのインクルージョン安全性を構築するべきなのでしょうか。
答えとしては、自分が満たせていないがために、他人を排除しようと少しでも思った人になります。
人は誰しも、不安になると自分のよく話す仲間や家族にインクルージョンを行い、他の人を排除することで不安要素を取り除くことを行います。
要するに自分だけが好都合なコンフォートゾーンを築き上げるのです。
そのような状態で、もし仮にチームが組まれるとどうなるのでしょうか。
おそらく「この人はチームではない」と潜在的に思ってしまい、初動からチームは非活性化してしまうでしょう。
インクルージョン安全性は構築ができないと、チームとしての基盤が出来上がらず、以降の安全性も構築が困難になるでしょう。
インクルージョン安全性の構築方法
実際にどのようにしてインクルージョン安全性を確保するのでしょうか。
さて、次に話すのが、インクルージョン安全性の構築方法についてです。
インクルージョン安全性の重要性はお分かりいただけたと思うのですが、どうやって構築するのでしょうか。
結論から申し上げると、とても簡単なことで「他人を人して、チームとして歓迎する」ということを行うだけです。
チームとして、各メンバーが多様性を認めてあげるのです。
聞くだけだと、簡単なのですが、大人になるにつれてどんどん難しくなっていきます。
その理由として、次に注意点をお話ししていきます。
この点さえ守ってしまえば、インクルージョン安全性は簡単に構築できます。
インクルージョン安全性の構築にあたっての注意点
インクルージョン安全性を確保する段階で、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。
さて、インクルージョン安全性の構築方法がお分かりになったと思うので、次は、守るべき注意点をお話ししてきます。
今、文章で読んでいると思うのですが、実際のチームでは注意しないといけないことが多数あります。
中でも、今回は2つの注意点を紹介します。
一つ目が「他人を人として評価し、ステータスなどで評価をしない」ということです。
インクルージョン安全性を担保するフェーズにあたって、必ずチームメンバーが多様性を認めてあげる必要があります。
がしかし、いきなり上司や社長、子供などがチームに入ってきたらどうでしょうか?対応に困りませんか?
正直、このような状況はほぼないと思いますが、極論、このような状況でも多様性を認めてチームとして歓迎することがインクルージョン安全性の構築で大切になります。
二つ目が「実践を通してインクルージョン安全性の構築に慣れ親しんでおく」ということです。
当然ながら、1回目なんてインクルージョン安全性の構築はとても難しいと思います。
構築をしようとしても、実際は排除を行なってしまっていたりする場合があります。
そこで、インクルージョンを作り出すために場数を踏むのです。
実際にインクルージョン安全性の構築を行ってみて、そこでセルフFBを行い、KPTを回し自分のスキルを高めていくのです。
こうすることによって、他人がインクルージョン安全性の構築に慣れていなくても、自分の知見を基にチームとしてインクルージョン安全性を構築し機能させることは可能です。
実際に場数を踏んで、自分の不安要素を取り除いた後にしっかりとインクルージョン安全性の構築を行なっていきましょう。
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第二段階:学習者安全性
次に、第二段階の「学習者安全性の構築方法」です。
インクルージョン安全性を構築できたら第二段階の学習者安全性を構築していきましょう。
- 学習者安全性とは?
- 学習者安全性の構築方法
- 学習者安全性の構築にあたっての注意点
それでは学習者安全性の構築方法についてご紹介します。
学習者安全性とは?
学習者安全性とは何なのでしょうか。
第二段階は学習者安全性です。
学習者安全性とは「社会的摩擦がない状態で、組織として学習を推奨し、同時にサポートをしてメンバー個人のスキルを上げる」というフェーズになります。
まず、心理的安全性を構築するためには、メンバー個々にスキルがないとミーティングや打ち合わせ等で話が進みません。
インクルージョン安全性では、メンバーとして迎え入れることが大切でした。
がしかし、迎え入れるだけではチームは結成できてもその先にいいアイデアが生まれるかどうか分かりません。
なので、メンバーそれぞれが学習し、スキルを上げることによってチームとしていいアイデアが生まれやすい状態を作るのです。
学習者安全性では、インクルージョン安全性を構築できた組織が対象で、チームとしてアイデアを出すために学習する環境を作るフェーズと理解しておきましょう。
学習者安全性の構築方法
学習者安全性の具体的な構築方法を紹介します。
学習者安全性の構築方法です。
基本的には、メンバーそれぞれが学習を行う環境を作ることがとても大切になってきます。
がしかし、学習を進めていく中で、何を学習すればいいのかがわからないと、学習の意欲というのは削がれてしまうものです。
なので、学習者安全性を構築するためには、まず何を学習すればいいのかということをチームの中で擦り合わせておきましょう。
ここで擦り合わせを行わなかった場合、学習をする内容のジャンルは合っていても詳細な学習内容が異なっていく可能性があります。
このフェーズでは、学習を組織で行うため、何を学習すればいいのかという内容擦り合わせておき、後にチーム内で齟齬が生じないように学習を進めていきましょう。
学習者安全性の構築にあたっての注意点
学習者安全性を構築するにあたってどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
最後に学習者安全性を構築する上での注意点です。合計で2つあります。
まず1つ目が「失敗やミスと恐れを断ち切る」必要があるということです。
学習をしていく中で、学習内容といのはメンバーそれぞれにとって、新しい知識だったりします。
新しいことを始めるにあたって、皆さんはどんなことを思い浮かぶでしょうか。おそらく怖さを感じたり失敗やミスを恐れてしまうと思います。
この学習者安全性では、このような学習に対する意欲を打ち消さないために、恐怖とミスを切り離す必要があります。
例えば、新しく会社を作る際、始める時は恐怖を味わうかも知れませんが、少なくともミスではないと思います。
”恐怖”は始める前に、”ミス”は始めた後に解ることなので、これら二つを切り離すことが学習を進めていく上で大切になってきます。
そして、2つ目が「チームとして学習を行なっていく」ことです。
特に、今回のようなケースはチームで学習者安全性を作る段階で学習を進めています。
このような場合、質問し合ったりすることがとても大切になってきます。
要するにコミュニケーションをとりながら学習を進めていくということです。
時にはキャッチアップを行ったりして、個人だけでなくチームとしての全体のスキルの向上を目指していきましょう。
個人としてももちろんですが、チームとしてのスキルアップを念頭に置いて学習を行っていきましょう。
第三段階:貢献者安全性
次に第三段階の「貢献者安全性の構築方法」です。
学習者安全性が構築できた後は、第三段階の貢献者安全性を構築していきましょう。
- 貢献者安全性とは?
- 貢献者安全性の構築方法
- 貢献者安全性を構築するにあたっての注意点
それでは貢献者安全性の構築方法について紹介していきます。
貢献者安全性とは?
貢献者安全性とは具体的に何なのでしょうか。
第三段階は貢献者安全性です。
貢献者安全性は「与えられた使命を全うし、チームに自分のスキルや知識を使って貢献していく」というフェーズになります。
貢献する(チームに自分の知見やスキルで貢献する)のは、あくまでリーダーやメンバーから求められた時です。
なので、受け身の姿勢からでいいのでチームのために貢献していくことがこのフェーズでは大事になってきます。
受け身の姿勢で質問に答え、貢献することによって、各メンバーがチームとして改めて認知することが可能になるため、貢献者安全性を構築することによってチームの団結力は上がっていきます。
貢献者安全性は、第二段階の学習者安全性で培った知識をチーム内で共有することによって、チーム全体が一つの頭脳の如く動くようにするということを覚えておきましょう。
貢献者安全性の構築方法
貢献者安全性の具体的な構築方法を紹介します。
貢献者安全性の構築方法です。
基本的には、学習者安全性で構築した各メンバーの知識をメンバーに共有していくだけになります。
人はよく頼られたら嬉しい生き物です。学習者安全性で自分のスキルを磨くことはできているので、自信を持ってチームに貢献していきましょう。
がしかし、実はメンバーに共有し、貢献者安全性を構築する方法としては不十分な点があります。
それは、質問をする人が少なくとも1人は必要だということです。
実はこの貢献者安全性に関しては、誰か1人がファシリテーターのような存在になり、話を進めていく必要があります。
貢献者安全性は、誰かに自分の持っている知識やスキルを使うことで構築できるフェーズになります。
もし仮に、誰もチーム内で聞き合うことがなければそれはそれで問題なのです。
貢献者安全性を構築するためには、しっかりと貢献する人を作り出すために、ファシリテーターの存在が大事になってくることを注意して、構築していきましょう。
貢献者安全性を構築するにあたっての注意点
貢献者安全性を構築する上で大切なことは何でしょうか。
それでは、貢献者安全性を構築する上での注意点は何なのでしょう。
それは、この貢献者安全性は、学習者安全性が完全に構築していないといけないことです。
先ほどから申し上げている通り、この貢献者安全性は、チーム内に知識やスキルを使用することで作ることができます。
したがって、聞かれた人(チームに貢献する人)というのは、必ずスキルを身につけておく必要があるわけです。
チーム貢献をする時に、貢献者がどう捉えかという部類分けとして、ブルーゾーンとレッドゾーンという考えがあります。
わかりやすくいうと、ブルーゾーンは学習済みの人が思う「貢献」、レッドゾーンは学習が未完了のまま等フェーズに進んでしまった人が思う「貢献」のことを指します。
ブルーゾーンでは、貢献することに対して責任感を持って行動することができますが、レッドゾーンでは、逆にリスクを回避する動きをするため自分から貢献することができません。
つまり、学習者安全性を構築できていない人に対して、貢献者安全性を与えてしまうと、チームとしての動きが鈍くなり、心理的安全性の構築からは程遠くなってしまいます。
貢献者安全性を構築するためには、前提としてチーム全体が学習者安全性のフェーズを終え、貢献できる準備ができてから当フェーズに入ることに注意しましょう。
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第四段階:挑戦者安全性
最後に紹介するのが、第四段階目の「挑戦者安全性の構築方法」です。
第3段階目の貢献者安全性が構築できたら、最後に挑戦者安全性です。
- 挑戦者安全性とは?
- 挑戦者安全性の構築方法
- 挑戦者安全性を構築するにあたっての注意点
それでは挑戦者安全性の構築方法について紹介していきます。
挑戦者安全性とは?
挑戦者安全性とは具体的に何なのでしょうか。
最終フェーズは挑戦者安全性です。
前のフェーズの貢献者安全性では、ファシリテーターがいる必要がある行動枠の中で回答し、チームに貢献するということをしていました。
この挑戦者安全性では、その枠を飛び出し、イノベーションを起こすための環境を作ることを目的にしています。
要するに、自発的に誰からの指示もなく、チームに自分のアイデアを共有することがこの挑戦者安全性となります。
また、この挑戦者安全性が構築できた環境が、心理的安全性のある環境と同意になるため、構築の難易度は最も高くなります。
この挑戦者安全性は、メンバーに対する信頼・尊重とチームからの許可の2つが最高水準になっている必要があり、探究とイノベーションに特化した最終段階と認識しておいてください。
挑戦者安全性の構築方法
挑戦者安全性の具体的な構築方法を紹介します。
挑戦者安全性の構築方法についてです。
挑戦者安全性では、特に大事なることがあり、それはイノベーションの境界を突破することが大事になってくるということです。
イノベーションの境界とは、アイデアが自然とチーム内で共有されるレベルの境界のことを指します。簡単なことではないので、しっかりとした配慮が必要です。
まず、イノベーションを起こす方法の例を1つ紹介します。それは、「既存のモノの組み替え」です。
今ある2つのサービスや概念、プロダクトを細分化し、極小単位の性質を組み替え、新しいものを作る認識です。
例えば、パソコンのようなディスプレイがあり、携帯電話の電話機能を組み合わせると、スマートフォンになるような認識です。
この考えを各メンバーが出来れば、挑戦者安全性が完成します。
第一段階のインクルージョン安全性では、チームとしてメンバーを歓迎し、出されたアイデアを否定せずに肯定的に捉える環境を作りました。
第二段階の学習者安全性では、メンバーがそれぞれ同じ目的を持って学習し、アイデアを出す準備をします。
第三段階の貢献者安全性では、その学習した内容を用いて、聞かれた内容に対して受け身の姿勢で返答ができるようになり、チームの頭脳として貢献します。
そして、最後の挑戦者安全性では、自発的にアイデアを出すことになって既存のシステムから革新的なイノベーションを起こすのです。
挑戦者安全性を構築するにあたっての注意点
挑戦者安全性を構築する上で大切なことな何でしょうか。
それでは、挑戦者安全性を構築する上での注意点は何なのでしょうか。
それは、メンバーが「自分にはイノベーションを起こす資格がない」と思うように、自身がなくなってしまうことです。
この挑戦者安全性では、イノベーションを起こすことが大事になってきます。思いついたアイデアというのはチーム内で自発的に共有する必要があります。
がしかし、メンバーそれぞれが自信がない状態でこの挑戦者安全性に突入すると、メンバーはミスを恐れてリスクを取らないために自発的にアイデアを共有することは無くなります。
なので、必ず質問等があった時にジャンルに関係なくその質問を歓迎するようにしましょう。
とにかく相手に心配を与えないためにメンバー全員が考慮していくのです。
もし仮に、自信がない状態で突入してしまった場合は、必ず第三段階目の貢献者安全性の段階でメンバーそれぞれが貢献できるようにしておくことで自信を持たせておきましょう。
チームから挑戦者安全性を奪ってしまうと、無意識的にチーム内でイノベーションが起こらず、現状維持の方向に動いてきます。
そうならないためにも必ずイノベーションを起こす準備をしておき、メンバーに自信がある状態で挑戦者安全性を構築するように注意しましょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
心理的安全性の構築方法、お分かりいただけたでしょうか。
心理的安全性はGoogleなどの大手企業でも重要視され、取り入れられているそうです。
例えばGoogleでは、実際の企業の風潮的にも、Google ChromeやPixel等の良いプロダクトがたくさん出てきています。
そういった良いものをユーザーに届けることができるのは、もしかするとこの心理的安全性が関与しているかもしれませんね。
心理的安全性は、この記事で紹介した4段階のフェーズを踏むことで構築ができるので、今勤めている会社や大学のグループで取り入れてみてください。
まとめです。それでは今回参考にさせていただいた本の紹介と、記事の要点を紹介します。
参考にした「4段階で実現する心理的安全性」では、筆者の具体的エピソードや各フェーズの安全性の詳細な説明などが載っています。
気になった方はぜひ購入して読んでみてください。
今回紹介した本
- 4段階で実現する心理的安全性
- ティモシー・R・クラーク (著), 長谷川 圭 (翻訳)
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今回の記事のまとめ
- 心理的安全性はチーム内でアイデアを出しやすくする一つの方法
- 心理的安全性はGoogleでも取り入れられている方法
- 第一段階はチームとしてメンバーを迎え入れる段階のインクルージョン安全性
- 第二段階はメンバーの知性を上げるための学習者安全性
- 第三段階はメンバーの知識を集結する貢献者安全性
- 第四段階は自発的に自分のアイデアを共有する挑戦者安全性
- 心理的安全性の構築には相手ファーストが基本
- 「4段階で実現する心理的安全性」には著者の具体的な経験談が載っている
クリエイティブな事が好きなITエンジニア。
2020年にトロント🇨🇦に1年間語学留学したのち、日本と海外の情報格差を認知。
50年後に生きる情報を発信しようと決意。
2020年10月にブログ『Kazyの日常。〜Having a Better Life〜』を開設。
2024年現在で4年目のブロガーとなり、通算530,000PVのブログとなりました。
好きなバイク・DIY・カフェ・自己啓発などを主に執筆。
多数のコメントをいただきながら、楽しく毎週執筆をさせていただいております。
皆様のコメントやDM、お待ちしています。
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